長時間労働について思うこと

現在日本では

長時間労働が
非常に大きな社会問題となっている
といえます。


電通のような巨大企業が

客観的な必要性がないにもかかわらず

異常な長時間労働を要求していたことは


言語道断であり

法的にも人道的にも許されないことです。



しかし
この問題について

あらゆる業種について
単純に一律に

長時間労働させている使用者が悪い
労働時間は法令に適合するよう短くすべきだ

とだけするのは
極めて表面的ではないでしょうか。




だらだらと仕事をするのは能率が悪い

というのは一つの真理だとは思います。


自らについてみても

限られた時間で集中して行った方が
仕事の能率は上がります。



ですので
労働時間を短くできるのであれば
それをすべきであるのは当然です。






しかし
世の中の業種の中には

労働時間を短くすることが
経営上困難なものもあります。


個人経営の飲食店などは
その例だと思います。



例えば現在
労働時間が法令の定める限度を超えているとして

それを合法にしようとすると


お店の営業時間を短くするか

労働者を増やすことで
一人当たりの労働時間を短くするか


といった対処をしなければなりませんが

それは経営上極めて困難だ
というお店は少なくないでしょう。


法令を守れないようなお店は
つぶれるしかないのでしょうか。


それは社会にとって望ましいことなのでしょうか。





法令が存在する以上
これを遵守すべきことは大前提ですが

法令は万能ではありません。

法令には
不備もあり得ますし
国の最高法規である憲法に違反することもあります。



労働法令には
まだまだ検討しなければならない
課題があるのではないでしょうか。







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by t-nishimura-kflo | 2017-03-06 14:52 | 労務管理関係

京都の弁護士西村友彦が日々考えたことなどを書いています。


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