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鉄道博物館でプロの仕事に思いを致す

今日、初めて京都鉄道博物館に行ってきました。

私はいわゆる「鉄道オタク」ではありませんので、全く詳しくもありませんし、その領域について専門的な何かをここで語る知識・能力も持ち合わせておりません。ただ、電車に乗るのは好きですし、珍しい電車などの写真を撮りたくなる気持ちも多少なりともありますし、「SLっていいな」という気持ちもある程度の鉄道ファンです。
そんな私ですが、今まで京都鉄道博物館に行ったことはなかったので行ってきたという次第です。

今日は京都でも明け方雪が降ったほど冷え込んだ日でしたので、屋内で遊べる施設には子ども連れが集まったのか、子ども連れを含めてそこそこの入場者でした。色々趣向を凝らしてあるのですが、私の関心が向いたのは、恐らく博物館があまり押し出していない、「SLや電車が走るために正確に部品を製造して組み立てている技術者のプロの仕事凄い」というところでした。

鉄道博物館では、SLや電車を間近で見ることができます。私は根っからの文系人間ですので、SLや電車が走るシステムは全く理解の範疇を超えますが、全ての部品が有機的に作用し、よどみなく作動することで安全に走行するという抽象的なことは理解できます。そのためには、一つ一つの部品が正確に製造され、組み立てられ、メンテナンスされなければならないはずです。
それは、言葉で言うのは簡単ですが、現実には非常に高度なプロの仕事を前提にしていると思います。とりわけ、新幹線は、これまで事故を起こしたことがないですから、それは、極めて高度な技術力なくしては不可能でしょう。

初めて鉄道博物館を訪れてみて、やはりプロというのは凄いなと思うと同時に、プロがプロの仕事を全うできることが重要で、プロが働く会社、ひいては日本社会が余裕を持って、プロにプロの仕事をしてもらえる環境を提供できなければならない、ということを強く意識しました。

デゴイチ


by t-nishimura-kflo | 2018-01-14 11:17 | 雑記

京都の弁護士西村友彦が日々考えたことなどを書いています。


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